A to Za ~ part 1 ~
ちょっとした差でよりネイティブに近い、活きた英語を話せるようなきっかけを!
定冠詞と不定冠詞を正しく使い分けるシンプルな文章を紹介します。
定冠詞と不定冠詞
以前、勤めていた某大使館である日髪を切って出勤したら外国人スタッフが気づいてくれた。私は、「短くなったからおばさんみたいになっちゃった」と言うと彼は「もっと短くなったらおばあさんみたいだよ、」そして「もっともっと切ったらお坊さんみたいだよ」と言った。彼はお肌も黒く、髭も生えていて外見は完全に異国の人。だけどなんと日本が上手なこと!このようにちょっとした違いで言葉の意味が随分違ったり、流暢に聞こえたりするのではないでしょうか。
英語では定冠詞と不定冠詞をちょっとでも正しく使えるとグッと活きた表現に近づきます。少しでもそのようなきっかけになれると思い、この A to Za のシリーズを掲載します。
アルファベット順にシンプルな文章を紹介していきます。
まずは、A ~ E
<A> the alphabet
特定の国の alphabet を指す場合は、必ず the がつく。
Can you say the alphabet? (アルファベット言える?)
<B> the boonies
必ず the がつく。
He lives way out in the boonies. (彼はど田舎に住んでいる。)
<C> the creme de la creme.
必ず the がつく。creme de la creme というと、シュークリームを想像される方もいると思うが「超一流の」「最高の」という意味。もとはフランス語でクリームの中のクリーム。
The creme de la creme of society were in attendance at the royal wedding.
(王族の結婚式には上流階級の皆様がご参列になられた。)
<D> the dog
相手がどの犬かわかっている場合は the がつく。
Can you walk the dog? (お散歩行ってくれない?)
この文章は、例えばお母さんが娘に飼い犬の散歩に行ってくれないかと頼む場合に、娘はどの犬かわかっているので the がつく。ちなみにこの文章の walk は散歩させるという意味。
<E> the elements
自然の力を意味する場合は、必ず the と語尾に s がつく。
I'm exposed to the elements when I walk the dog.
(お散歩の時は雨風など自然の猛威にさらされる。)
次回は F から掲載します!